現役塾講師が語る!個別指導の授業報告書はデメリットしかない件

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個別指導塾に通わせたことがある親、実際に塾に勤めている方はご存知かと思いますが、個別指導塾には授業の内容を記入し、親に見せるための授業報告書というものがあります。

これは毎回の授業のときに書くものなのですが、

これ必要ありますかね?

塾講師を5年続けてきた僕は、塾講師にとっても親にとってもデメリットしかないじゃん!って思ってしまうのですが。

ということで、今日は授業報告書を書くデメリットについていくつか理由を書いていこうと思います。

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1. 個別指導塾の塾講師が書くもの

最初に説明すると、基本的に個別指導塾では1回の授業ごとに書かなければならないものが2つあります。

それは、

・親に見せるための授業報告書
・次の先生に引き継ぐための授業引継書
です。

はっきり言って二度手間なのです。

分かると思いますがこの2つ、書くことはほとんど変わりません笑

なのに2つとも授業時間内に書かせるのです。
連続授業の時とか鬼でしかない。
効率が悪すぎる。

まだ講師として入って初めての人とかは室長から

授業報告書は親に見せなきゃいけないから授業時間内に何が何でも間に合わせろ。授業引継書は授業が終わった後にでも書いて。

みたいなことを言われます。

“授業が終わった後にでも書いて” ??

もちろん残ったからといって時給は発生しません。

これ、いわゆるサビ残ですねー。

僕から言わせてもらうと、この2つまったく必要ありません。むしろ講師たちをむしばんでます。

2. 授業報告書がいらない理由

ここからは必要ない理由をあげていこうと思います。
どれも現役の塾講師からしたらその通りだ!と思うことばかりじゃないでしょうか?

2.1 授業の質が下がる

これがまず一番にあげたい理由です。
報告書があることによって間違いなく授業の質は下がります。

報告書は親に見せるためのものなので、割と丁寧に書きます。
なので、時間もそれなりにかかります。
主な内容としては、日付、担当講師名、授業内容、次までの宿題、理解度、集中度、授業態度などです。

しかも必ずしも授業が予定通りに進むとは限らないです。
理解ができていないようならつきっきりで教え、その分野の補充プリントをコピーしたりします。
また予定よりも早く進んでいるようなら何をすべきかその場で考えたり、室長に相談し、次の範囲をコピーしにいかなければなりません。

個別指導塾は集団塾と違ってかなり現場主義なのです。

なのにこんな報告書なんかに時間を取られていると追加プリントをコピーしにいけない、教える時間が減るなどの悪影響が起こるのは目に見えて分かるはずです。

報告書は講師にとって害悪でしかないです。

個別指導塾に通わせてる親に聞きたい。

「授業の質が下がりますけど、報告書欲しいですか?」

2.2 8割の親は授業報告書を見ていない、ただハンコを押すだけ

これも理由の一つに挙げられます。
塾講師を5年続けてきて分かったことですが、8割の親は授業報告書を見ていません。

え!?って驚く講師もいると思いますが、事実なのです。

そもそもハンコすら押してくれない、報告書を見てもいない親は半数以上います。

また、あまりにハンコを押してこない親が多いため、子どもに
「報告書って親は見てるの?」
と聞いたことが何回かあります。
すると、

・リュックに報告書入れっぱなしだから見ないよ!
・お母さんに見せても見ないし
・中身を見ない。ただハンコを押すだけだよ

という返答がだいたい返ってきました。

それを聞いた瞬間に報告書を書くのやめようと思いました。

そんな “誰も見ない報告書のために貴重な授業時間を無駄にしている” のです。

授業報告書は親の信頼を得るために書くんだ!
という室長もいますが、親が見なければ信頼もクソもありませんよね?

そんな報告書、意味あります?
ないですよね。

ちなみに親からのコメント欄の部分は毎回書く親は1人もいません。

2.3 授業報告書で書くことには内容がない

報告書で書くことというのは形式的なことしかありません。
初めに丁寧に書くから時間がかかると言いましたが、ここでいう丁寧=形式的で当たり障りのない

という意味です。

なので、
よく理解できていました。とかあまり理解できていなかったので家でよく復習するようにしましょう。
みたいなことしか書きません。

あとはやった分野をちょこちょこ書くだけです。
こんなん仮に親が読んだとしても意味がない。

三平方の定理やりました、空間図形やりましたって報告書に書いて「あー!ここの分野やったのね!なるほど!」ってなる親はまずいません。
中学生が勉強している内容がどこかなんて親はよく分かっていないものなのです。

どんな分野を学習しているのか完璧に把握している親がいたら自分で授業すればいい。
塾なんて必要ありませんからね笑

親は見ないし、見たとしても内容が分からない、しかもその内容は無い、
こんなに意味のないものをなぜ作ったのか本当に謎です。

2.4 親からの信頼は報告書を書くことではなく子どもの成績を上げること

あなたがある子どもの親だとしてみて下さい。

(a)講師が報告書は書くけど、お子さんの成績が上がらない
(b)講師が報告書は書かないけど、お子さんの成績が上がる

子どもの親としてどちらが良いですか?
確実に(b)じゃないですか?
報告書を書く書かないは親からの信頼にはつながりません。
結局は成績を上げなければ生徒はやめてしまうのです。

成績を上げるには授業の質、生徒との対話、生徒への理解が非常に大切です。
それを妨げる授業報告書なんて要らないのです。

どうしても親が不安になるというのなら、

・三者面談(室長、親、生徒)にほぼ出席して生徒の現状をお話しする

それで十分代用できます。

親が不安になる理由は “講師の顔が見えない” ということです。

ふつう、面談には室長のみしか出てきません。
担当講師は少しあいさつするくらいしかしません。
その面談の場で、担当生徒の現状、家庭ではこうしてください、担当生徒が克服すべきところなど話せば、それでこの先生なら信頼できるって思ってもらえませんか?

ここに授業報告書が入る余地はまったくないのです。

3. 最後に

僕は以上の理由から、担当生徒の報告書は親からの要望がない限りは基本報告書を書いていません。

しかしそれを上回る授業の質と生徒からの信頼、親からの信頼を得ている
と自負しています。

また、僕は引継書も書いていません。

それでは前やった授業内容とか次の授業の計画、宿題が分からないじゃないか!と思うかもしれません。

しかし僕がバイトしている個別指導塾では基本、担当制であるので、生徒の管理はそれぞれの担当講師に任されます。

僕はオリジナルな管理方法・カリキュラムで管理していますので、既存の引継書を書く必要がないのです。

てか担当制なのに引継書書くっておかしくね?冷静に。笑

個別指導塾・塾講師・親のみなさんに授業報告書のデメリットに気付いてほしいですね!

さらに以下のkeitaさんのブログにも授業報告書がオーバーワークの一因になっていることについて書かれていますので参考にどうぞ。