2017年神奈川県公立高校入試「理科」の攻略法とコツ

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※勘違いする方多いと思いますが、この記事は2017年入試に向けての記事です。2017年入試の問題解説や講評に関しては書いておりませんのでご注意ください。
 
※追記(2/18):2017年度神奈川県公立高校入試「理科」の問題解説と講評について記事を書きました。目的がこっちだよ!って人は以下の記事からどうぞ。
 
 
そろそろ11月というところ。
高校受験生はギアを上げてくる時期だと思います。
 
昨年度入試のときも神奈川県公立高校入試 理科の攻略法について書きましたが、
 
 
好評だったようなので、平成29年度入試を受ける高校受験生へ向けて今年も書こうと思います。
 
平成28年度入試では理科に出題ミス(問3(ウ))が見られたのと、採点ミスが多発したことを受けて
 
今年からマークシートが導入されることとなりました。
 
 
マークシート導入といってもそんな大したことはなくて、記号問題を数字で書いていたのがマークを塗るということに変わっただけです。
 
一回模試かなんかでやれば慣れるので、そんな気を張る必要はないでしょう。
 
 
あと、昨年度の理科は少々問題が易しくなりました。
 
直近3年間の理科の平均点を見てみると、
 
 
2016年度 46.5点
2015年度 37.4点
2014年度 38.6点
 
 
というように過去3年を見るとだいぶ上がってますね。(それでも神奈川県入試の5教科の中ではダントツに難しいですが…笑)
 
そんなことも踏まえて、まずは知らない方のために神奈川県立高校入試理科の問題構成から見てみましょう。
 
ちなみにこちらは昨年度の神奈川県公立高校入試学力検査の結果となっています。
 
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1. 神奈川県公立高校入試理科の問題構成

 
神奈川県入試理科は以下のような問題構成となっています。
 
 
問1 物理 一問一答 3問 (合計9点)
問2 化学 一問一答 3問 (合計9点)
問3 生物 一問一答 3問 (合計9点)
問4 地学 一問一答 3問 (合計9点)
問5 物理 テーマ別文章問題 (合計約16点)
問6 化学 テーマ別文章問題 (合計約16点)
問7 生物 テーマ別文章問題 (合計約16点)
問8 地学 テーマ別文章問題 (合計約16点)
 
合計100点
 
 
また、物理・化学・生物・地学の分野分けは以下のようになっています。
 
  中1 中2 中3
物理 光・音・圧力 電流・磁界 運動とエネルギー
化学 物質の性質 化学反応と計算 イオン・中和
生物 植物 人体・動物 遺伝
地学 火山・地震・地層 気象 天体
 

1.1 問1〜4の傾向と対策

 
問1〜4は一問一答問題となっています。
記号問題ですが、どの分野の問題が出るかは全く予想できません。
 
 
全分野が出る可能性がある問1〜4が48点分も占めているわけですから、やらない分野があってはいけないんです。まんべんなく学習しておきましょう。
 
さらに昔の神奈川県入試理科の問1〜4の一問一答問題は知っていれば解けるという簡単な問題が多かったのですが、最近はそうでもなくなってきました。
 
 
最近は計算問題を2〜3問混ぜて来たり、思考力を問うような単純暗記では解けない問題が多く出てきています。
 
昨年度(平成28年度)入試の例でいくと、問1(ア)(ウ)、問3(イ)(ウ)、問4(ア)〜(ウ)がそれらにあたります。(僕個人の印象ですが)
 
 
実に一問一答問題の半分以上が単純な問題ではないのです。
 
 
普段から公式や知識から考えさせるような問題に触れるべきでしょう。
そのためには基本問題ばかりやっていてはできるようにはなりません。
積極的に高校入試問題に挑戦して思考力を養っていかなくてはなりません。
 
 
というか講師側から見ていると、考えなさすぎなんですよ。
例えば、力学的エネルギー = 位置エネルギー+運動エネルギーを覚えただけで問題が解けると思っている。
 
普通に無理ですよ笑
 
あーじゃあ、位置エネルギーが低ければ低いほど(つまり高さが低ければ低いほど)、運動エネルギーが大きくなるのかー(つまり速さが速くなる)とかね。
 
普段から思考停止の暗記しかしていない人は公式や知識から考えることを習慣にしましょう。
 

1.2 問5〜8の傾向と対策

 
最近の神奈川県入試の問5〜8はかなり難しくなりました。
 
一筋縄ではいかない問題ばかりです。
特筆すべきは、文章量がかなり多くなったということです。
 
実験や観測も何個も出てきて、問題を解くこと以上に文章を理解して現象を理解する能力が必要になってきました。
 
さらには記述やグラフなど自分で考えて解く問題も必ずあるので、攻略は至難の技です。
 
基本問題集のような生易しい問題ばかりやっていてはできるようにはならないでしょう。
また、文章が短い問題もダメです。
 
文章が長く読むのに苦労するような問題に挑戦するのがいいと思います。
 
そのためにはこちらの全国高校入試問題正解がピッタリの教材です。
 
 
基本問題集を完璧にした後は全国高校入試問題正解で演習を重ね、思考力を養っていきましょう。
 
ただ、全国高校入試問題正解にも使用上の注意があって、まだ理科をそんなに勉強していなくて基本的な知識もないのに挑戦してはいけないということです。
 

 
知識がないのに考えられるわけがありません。
公式や理科の基本的な暗記項目を覚えていないという方はまずそこからやるべきだと思います。
 
 
さらに、昨年度入試では分野間融合問題が一問もなかったことに驚きました。
2つ以上の単元を混ぜた問題が問5〜8で一問もなかったのです。
 
2015年度, 2014年度入試では分野別融合問題があり、増えるかなと予想していたので、まさかでした。
 
というこたは神奈川県入試のコンセプトとして分野間融合問題が必須なのではなく、「論理的に考えさせる問題」を作る上で分野間融合問題を作成したのかもしれません。
 
 
なので今年度入試は分野間融合問題が出るのか、それとも1分野のみのテーマ問題になるのかは全く予想がつかないので、両方の問題演習をしておくのが無難でしょう。
 

2. 物理分野の傾向と対策

 
主に問5の内容に関して説明していきたいと思います。
 
物理分野の対策の前に今まで問5で出されてきた分野を見ていきたいと思います。
 
 
2016年度 浮力
2015年度 運動とエネルギー、電流・磁界の混合問題
2014年度 運動とエネルギー、浮力
2013年度 電流
2012年度 運動とエネルギー
2011年度 電流と磁界
2010年度 光・凸レンズ
 
 
さて、昨年度入試は浮力メインの問題になりました。
 
まさか浮力がメインで出るとは…と思った方もいらっしゃったのではないかと思いますが、たぶん今年も問1で浮力の計算問題とか出るんじゃないかな〜(あくまで予想です)
 
最近の神奈川県入試は浮力が大好きよね。笑
 
 
今年は予想としておそらく電流・磁界がメインとなると思います。次点で最近では問5に全く出てきていない光・凸レンズかな。
 
電流・磁界は製作者側が計算問題、グラフ問題を非常に作りやすい分野なので、全国高校入試問題正解でしっかり対策しておくようにしましょう。
 (あくまで予想ですので、出なかったじゃないか!という批判は受けかねます。ご了承ください。)
 
物理の対策としては公式の使い方をしっかりと理解することだと思います。
 
 
公式は暗記するだけでは全く意味がないんですね。
 
 
問題で出てきた値を用いて公式を使っていけるか?どこにどう当てはめれば良いのか?など覚えている公式の活用法を学んでいくようにしましょう。
 
 
密度の公式では体積が大きくなると密度が小さくなるな。
圧力の公式では面積小さくなると圧力大きくなるな。
問題で電力と電圧が分かってるから公式に代入すれば電流分かるな
 
 
というように公式は代入!代入!という思考停止に陥らず、しっかりと公式という道具を使って自分の頭で考えていくようにしましょう。
 
その癖をつけないと間違いなく神奈川県公立高校入試は解けないです。
 

3. 化学分野の傾向と対策

 
こちらも問6を中心に説明していきたいと思います。
化学分野の問6で昨年度入試は溶解度が出題されました。
 
 
2016年度 溶解度
2015年度 イオン
2014年度 イオン
2013年度 質量保存
2012年度 イオン
2011年度 イオン
2010年度 中和
 
 
ここ数年ほとんどイオンが出題されていたので、対策してない方が多かったかと思いますが、その溶解度の問題も全然易しいわけではなかったので、対策してない方は爆死したのではないでしょうか?
 
 
 
理科は国語である
 
 
と述べましたが、昨年度入試でそれがもろに反映される結果となりました。
問6(ウ)はK, L, 先生の会話をしっかりと理解してやるべき計算を行う必要がありました。
 
さらには思考&計算問題のオンパレードだったことを考えると、今年の神奈川県入試の化学も単純暗記するだけでは全く歯が立たない問題になると思います。
 
 
率直に言うと、学校ワークが解けるレベルでは全然ダメだということです。
 
 
県トレ(塾用教材)や全国高校入試問題正解にはこういう問題がゴロゴロあるのでこれらがスラスラ解けるようになること、そして理科の問題文を軽視しないこと、これこそが化学を攻略する1番の近道であると思います。
 
理科は国語である。
このことを心に刻んで入試対策を行うようにしましょう。
 
 
また、今年度入試ではまたイオンに戻ると予想しています。
電池や電気分解に関する難しい問題、それか中和や中2質量保存を絡めた問題になるかと。
 (これも僕の個人的見解になりますので、出なかった場合の批判は受けかねます。ご了承ください。)
 

4. 生物分野の傾向と対策

 
問7に関して主に解説していきたいと思います。
問7の生物は暗記分野である以上、暗記だけで解けないように神奈川県入試では問題文が長い傾向となっています。
 
 
論理的に考えさせ、暗記だけで解けないような問題を出す。
 
 
そんな意図があるような出題の仕方をしています。
 
なので生物も物理と同じで、持っている知識から自分の頭で考える問題を演習していく必要があります。
 
 
そのような問題は一般的な基本問題集では演習できません。
やはりここも県トレや全国高校入試問題正解で問題文を正確に読み解き、実験や観察から分かること、そして持っている知識を利用して問題を解いていく練習をしましょう。
 
 
ここで昨年度までの問7の出題範囲を見てみましょう。
 
 
2016年度 植物
2015年度 遺伝
2014年度 人体(消化)
2013年度 植物
2012年度 遺伝
2011年度 食物連鎖
2010年度 植物
 
 
という傾向になっているので、おそらく今年は人体が大本命になるかと予想しています。次点で食物連鎖ですかね。
 
人体が出るとなると、膨大な知識が必要になります。
さらに神奈川県入試の特徴である長い文章の読解。
 
生物=暗記という概念を捨てて入試対策に取り組む必要があります。
 

5. 地学分野の傾向と対策

 
地学分野に関しても問8を主に説明していきます。
 
毎年必ず1問以上計算問題が出ている地学です。
 
地学分野の計算は、
 
 
地震の速さの計算、飽和水蒸気量、南中高度、日周・年周運動の計算
 
 
があります。
これら地学分野の計算は毎年必ず出題されているので、対策は必須です!
 
 
この4つの計算に関して、
パッと公式が浮かばない。
ん?何のことだかわからん…
 
 
という人はひとまず公式を覚えて基本問題集からやる必要がありますよ。
 
このように暗記&計算が神奈川県入試地学のスタイルです。
このスタイルは化学と似ているところがあるので、地学の計算を軽視しないようにしましょう。
 
さて、昨年度までの問8の出題範囲を見てみましょう
 
 
2016年度 天体
2015年度 火山・気象混合問題
2014年度 地震
2013年度 天体
2012年度 気象
2011年度 地層
2010年度 天体
 
 
過去の出題範囲から考えると、今年は中1火山・地震・地層の範囲から出題されそうです。
2014年度には地震と三平方の定理を絡めた計算問題が出題されたので注意です。
 
計算問題を出したければ、地震がやり易いのでなんとなく地震+火山 or 地層な気はしますが。
 

6. まとめ

 
基本問題集をやって、入試問題を1周程度やるような勉強では全く歯が立たなくなってきている神奈川県入試理科。
 
神奈川県入試理科で点を取るためには、読解力、思考力、暗記力、知識量を付けて、さらにそれらを総動員して解く力が必要です。
 
かなり勉強しても80点以上を安定して取るのは至難のわざです。
 
 
同業者の塾講師に未だに神奈川県立入試は簡単!とかほざいてる奴がいて張り倒そうかなと思うくらいイラつきましたが、そんな戯言を言う講師に騙されないでくださいね。
 
そんな言葉に踊らされて充分な対策をしないで、点が取れなくて落ちて泣くのは自分なんですから。
 
 
残り約4ヶ月となりましたが、頑張ってください!
 
この記事が神奈川県の高校受験生の役に立てれば幸いです。
 
 
さらに、別の記事でも述べていますが、理科で高得点を狙いたいなら全国高校入試問題正解が超おすすめです。
 
 
 
また、理科の勉強法についても書いているのでよかったらどうぞ。
 
 
2017年の神奈川県立入試「数学」についての記事も書きましたので、こちらもよかったらどうぞ。