人様に迷惑をかけてはいけない
よく言われる言葉ですよね?
僕も小さい頃から人に迷惑をかけるなと親に言われ、今まで生きてきました。
しかしどうでしょう。
今まで人と関わってきた中でよくよく考えてみると、
人に迷惑をかけないことが人間関係を構築するうえで最善であるとは思えないのです。
むしろ、人に迷惑をかけず、人に合わせて自分を押し殺して生きていくことは、たとえ友達がいたとしても誰の印象にも残らないんじゃないかとそう思うようになったのです。
目次
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1. 学校で人気な生徒は「手がかかる奴」
学校で人気がある、あった人を思い浮かべてみてください。
どんな人でしたか?
きっと学校で「良い子ちゃん」にしてる人ではないはずです。
先生に反抗していたり、授業中うるさい、休み時間変なことをしているなど誰かしらに迷惑をかけていた人だったでしょう。
1.1 中高で不真面目な奴ほど先生に覚えられている説
そういう人は先生から目をつけられていたとしても、卒業後印象深い生徒として先生の心に残っていくのです。
もしかしたらそういう不真面目だった人は卒業後先生と一緒に飲みに行く事もあるかもしれません。
僕は中学高校では真面目に勉学に励む学生でした。
不祥事も起こさず、評定平均も4.7/5.0。
周りから見れば優等生にうつったかもしれません。
しかし、いざ卒業してOBとして学校に戻ってくると、先生に覚えられているのはお世辞にも頭は良くなく、先生に迷惑ばかりかけていた人たちだった。
それが当時はかなり衝撃的でした。
俺の方が頭は良かったし、真面目に授業も受けてた。
なんで俺は先生に覚えられていないんだろうと。
なぜ印象に残っていないんだろうと。
しかし、自分が大学生になり、塾講師として先生側に回った時に全てを理解することができました。
1.2 塾講師になって、印象に残る生徒がどんな奴か分かった
実際に塾講師になり、1年目からいろいろな生徒を持たせてもらいました。
下は小6、上は高3まで。
その中には、真面目に授業に取り組む奴もいれば、手がかかる生徒もいました。
そして塾講師を始めて3〜4年経ち、印象に残る生徒を思い浮かべた時、
どの生徒も手がかかる、うるさい、ワガママなど他の人が聞くとマイナスに思えるような生徒たちだったのです。
あの時、あいつこんなことしてたなぁ、アホだったなぁ。
むしろ、静かに良い子に授業を受けてた子の名前は思い出せなかった。
あいう誰だっけ?講師仲間同士で思い出そうしたけど、思い出せない。
そして、そのうるさかった生徒にまた会いたいな、今何してるのかな?、大学生になったら飯にでも連れてってやろうかなという思いが心に浮かびました。
僕はハッとしました。
人の印象に残るためには人に迷惑をかけないような良い子ちゃんになってはいけないと。
(もちろんここでいう人に迷惑をかけるというのは法を侵すとか犯罪するとかいう意味ではありません。)
手のかかった生徒は人の心を揺さぶる、印象に残るんです。
そして印象に残っている奴の共通点として、
自我・自己主張が強い、喜怒哀楽がはっきりしていることでした。
僕は〇〇行きたーい!〇〇食べたーい!なんていう主張すらしない人間で、お前の食べたい、行きたいとこで良いよっていうタイプの人間なので自分を押し殺して生きてきました。
つまり、僕は自己主張が苦手なんです。
職場でお前はどう思うんだとか言われると厳しいんですよ。笑
自己PRとか特にね。就活の時は本当に悩みました。
ブログなんて自分の言葉で書くものだから自己アピールが強い。だからぶっちゃけると本当はブログを書くのだって苦手です。
これからは少しずつ自己主張もしていって、ブログを書くのも得意にしていきたいと思っています。
2. 時には迷惑をかけることも重要
友達に迷惑をかけずに真面目に生きていくことが正しいというのは一見すると正論かもしれません。
そりゃ人に迷惑をかけないほうが一般的に考えたら良いに決まっている。
しかし、人の心を揺さぶるのは迷惑をかけた時、手がかかった時なんじゃないかと。
そう思うわけです。
人間、正論では動かないんです。
自分も迷惑をかけるし、相手も迷惑をかける。
それをお互い許し合える。
そうやってお互い自己主張できる奴が気を許し合えて、なんでも話せる奴なんじゃないでしょうか?
今ではそんな関係になっている友達が自分には居るのでそいつと飲みに行ったり遊んだりするのは最高に楽しいですね。
3. 人の印象に残る人になりたい
そうやって手がかかる奴になることであいつ面白い奴だ、〇〇ってやつキャラ強いぞなんて言われるようになりたいですね。
そして、あいつと飲み行きたい付き合いたいなんて言われるようになりたいです。同性もそうですが、特に異性←え
あ、勘違いする人がいるかもしれませんが、常に人に迷惑をかけろという主張の記事ではないです。
僕は適度に自己主張して手がかかる、そして人の印象に残る人になりたいですね。